一点突破

中小企業で”あれもこれも”と欲張るのは
結局何も手に入らない結果に終わるので
ないでしょうか。
 
会社として改めないといけないのですが、
まだまだ、お客様の言われるままに
ホームページを作ってしまい、
結果、焦点がしぼられていない
反響を生む力が弱いホームページになってしまうことが多いです。
 
例えば、英語を教えるスクール。
Nova、Aeon、Gabaという
ビジネス英語からプライベートまで
幅広いクラスを用意している
資本力のある大手のプレイヤーがいます。
大手のプレイヤーのホームページは
各コースの詳細・お客様の声・たくさんいる外国人の先生紹介があり、
もちろん充実しています。
 
資本力のない中小企業の場合、
同じラインナップ(マンツーマン指導・少人数レッスン・
オンラインレッスン・TOEIC講座・TOEFL講座)
で同じようにコンテンツを用意してホームページを作るのは
制作費が、かかりすぎて無理があります。

やはり、リソースが少ないので
得意分野に集中して一点突破を狙うホームページを
作るべきです。

 
弊社も実は
・ホームページ制作(低単価6万円~15万円)
・ホームページ制作(中単価20万円~50万円)
・名刺制作
・パンフレット制作
・SEO対策
・リスティングの運営
とある程度業務の幅があります。
各分野で実績もあるのですが、
ホームページでは、低単価のホームページ制作に
絞って紹介しています。
 
「あれもこれもできます!仕事をください。」と
言ってもメッセージが弱くなり、
お問合せにつながらないからです。
 
もちろん各分野の専門サイト(格安名刺デザイン.comみたいな)を作って
運営してもよいのですが、
1サイトを運営するので手が一杯なので
うちの規模だと無謀です。
 
一点突破のゲリラ戦こそ
中小企業にふさわしい
闘い方なのではないでしょうか。

まず利益

致命傷にならないように
挑戦することが
大切だと最近痛感しています。
 
経営で致命傷を受けると
会社が潰れます。
 
社員第一号が性格重視で未経験のフリーターを雇ったこともあり、
その後も、セールスの伸びに合わせて
性格重視でフリーターを雇い続けました。
 
ウェブ制作の学校に行ってた人も多いのですが、
未経験なので
ウェブ制作の実務を教える時間が取られます。
そして、社会人としての仕事の仕方みたいな基本事項も
教える必要があったりします。
 
性格重視なので会社の雰囲気はよい(多分)のですが、
このやり方だとなんだかんだで教育にコストがかかります。
さらに、初めてのことだらけなので最初の数ヶ月は
生産性が極端に悪く、
働き始めてから利益貢献するまでの期間も長いです。
 
しかも、完全に自己資本(そもそも全然蓄えなんかない)
で会社を廻しているので
採用を大きく外す(求める水準に大きく達していない人を採る)と
目もあてられない状況になります。
 
知的労働者としてほぼ何もない状態の若い人(
高齢の人に対して非正規雇用比率の高い割りを食っている20代の人)
にウェブ制作・マーケティングという武器をざっくり教えて
実践で身につけてもらうことは
社会的に意義があることではないか?と思って今まで
取り組んできました。
しかし、さすがにこれ以上進むと致命傷になりかねないので
当分この取り組みはやめることにしました。
 
ちょっと寂しい気もしますが、
お金と心もけっこう限界に来ているので
今年は、ゆっくり足場を固めることにしました。
 
あくまで会社は利益を追求しないと
持続できないという
経営者に取っては、当たり前すぎることを
やっと学びました。
 
利益追求と社会性のバランスを
どこで取るのかって
難しいな~と今までのんきに考えていたのですが、
利益が出ないと社会性うんぬんの前に会社が潰れます。笑
なので、やはり利益が先ですね。

さようならセールス

集客につながるコンテンツの作り方を
前回のセミナーで初めて学びました。
 
マーケティングの目的はセールスを不要に
することです。
 
例えば、うちの場合、
「御社にホームページの作成をお願いします!」という
電話ばかりかかってくると
見込みのお客様にクロージングをかけるという
セールスの仕事が必要なくなります。
 

では、具体的にどうしたらよいのか?
 
”依頼を決定するために、見込みのお客様が
受け入れる必要がある事実・情報とは何か?”
という軸で十分な量のコンテンツを作り、伝え続ける。
ということがセールス不要という
理想的な状態を作るために必要になります。
 
弊社の場合は、
「テンプレートを使用してのホームページ制作と
オリジナルデザインのホームページの違い。」
「htmlベースの自分で更新できないホームページと
自分で更新できるcmsベースのホームページの違い。」
「多くの制作会社はマーケティングが得意でないという事実。」
「ホームページで成果を出すためには
コンテンツを作り続けないといけないということ。」
などが、知っておいて欲しい情報になります。
 
意思決定するために必要な情報や自社が提供できるメリットを
購買前にメルマガやホームページを通して十分に伝えると
問い合わせ前に購入意欲が十分醸成される
ため直ぐに受注につながるお客様が増えます。
 
すぐに購入するお客様ばかりになると
セールスに割くコストが削れるので
インパクトが大きいです。
 
あなたもセールスの手間を省くために
「依頼を決定するために、見込みのお客様が
受け入れる必要がある事実・情報とは何か?」
を考え、コンテンツに落とし込んでみてはいかがでしょうか?