倒産本を読んで感じたこと

数多くの倒産経験を書いた本を読みました。

おおまかに、流れとしては、
しこたま借金ができる(しこたま借金ができること自体は信用が高くすごいこと)
    ↓
売上が悪くて、返せなくなる
    ↓
リスケ交渉をするもうまくいかず、終わる

といった感じです。

こう書くと簡単ですが、
「売上が、悪くて返せなくなる」というフェーズの前半で、
すぐに、支払い条件の変更と新規投資の停止および固定費の大削減を
行うのが、かなり重要なんじゃないかと思います。

あとは、お金の流れが、悪くなると、自分の気持ちも悪くなって悪循環になるので、逆にぱっと気晴らしをして、気持ちを立て直すことも意外に重要だと思います。

もちろんそんなことにならないにこしたことは、ないですが、
長くやっているとそんなときもあったりします。

長く続く会社が、少ないのでは、そういうときの、対処が、かなり難しいからだと思います。

そこそこ順調なときでも、いろいろな重圧で疲れるのにうまくいかないときは、更に疲れます。もう面倒になってどうにでもなれってなって終わってしまうというのもよくわかります。
そんなときに、粘れる人と粘れない人は、わけるのはなんなんでしょうね。
まだ、はっきりとわかりません。

ただ、少し感じているのは、経営するのに、利己的な動機が、大きい人は、粘りにくい気がします。
破産して、借金をちゃらにしてやり直したほうが、社員もいなくて、場合によっては、家族もいなくなるので、破産したあとは、稼ぎやすくなります。

自分が稼ぐというお金だけではない動機が、大きい場合は、粘りが出てくるんじゃないかと思います。

こんなこと書いてますが、自分は、とにかく粘れるように酒の力を借りずに
自分が掲げたことをとにかく実現するという執念で、やっていきます。









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